2017年07月27日更新
- エレクトーン(4)
エレクトーンや楽譜を不用品として回収してもらうには
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エレクトーンは粗大ごみ
お子様が大きくなって弾かなくなったり、使わないまま放置されているエレクトーンは処分することで部屋のスペースも空き、すっきりできます。
ですが大きな不用品は手間がかかる感じがして、なかなか処分ができず家の中で眠っているというご家庭が少なくありません。
大阪市ではピアノは一切回収を行っていませんが、オルガンやエレクトーンは粗大ごみとして回収の対象となっています。
粗大ごみとして出す場合には粗大ごみ収集受付センターに電話を入れるか、所定の事項をFAXして申し込みを行い、収集に来てもらう日を予約します。
有料処分となりますので所定の手数料額をスーパーやコンビニ、郵便局などの粗大ごみ処理手数料券取扱店でシール式になっている手数料券を購入し、不用品の見やすい位置に貼りつけます。
直接現金で払うことはできないので、収集予約日までに必ず購入しておきましょう。
なお、予約した収集日の午前9時までにご自身で家の前まで出さなくてはなりません。
楽譜は古紙回収で
楽器を使わなくなるというと、これまで習い事やご自身の趣味で購入した大量の楽譜も残されている場合がほとんどです。
特に長く教室に通っていた方ほど徐々にステップアップして買い替えた大量の音楽本が積み上がっている可能性があります。
楽器の処分に伴い楽譜を処分したい場合には一緒に粗大ごみとして出すことはできません。
本や冊子は古紙として、地域ごとに週に1回ある古紙・衣類の収集日にご自身で出すことが求められます。
綴じた状態でよく、留め具などがついている場合もそのまま出すことができます。
ただし、収集する方が運びやすいよう、片手で持ち上げられる程度の量にまとめ、ほどけないようにしっかりと紐で束ねて出しましょう。
紙はまとめると意外に重量があるので、これでもかと積み上げると1人では運びきれなくなることがありますので、まとめる量には注意しましょう。
無理に1つにまとめるより、複数に別れても持ちやすいほうがベストです。
なお、引越しや大掃除として一度に多量の古紙や衣類をまとめて出す際は、地域の集積所ではなく、別途、大阪市で指定している再生資源事業者に直接収集を依頼することが自治体から求められています。
ご自身で出すのは大変だからこそ
このようにエレクトーンを粗大ごみとして出す場合には家の前まで、重たい楽譜の束を出す場合には地域所定の集積所までご自身で運ばなければなりません。
力仕事が得意なご家族がいればいいですが、お一人住まいの方やご高齢者世帯、女性のみの世帯などでは、そもそも運び出せないと困られることもあるでしょう。
この点、大阪市の環境局では高齢者のみ世帯や障がいのある方が居住されている世帯において、不用品の持ち出しが困難な場合、環境局の職員が代わりに運び出しを行ってくれるふれあい収集を実施しています。
もっとも、この条件に該当しないとご自身で運ばねばなりません。
大変な思いをするよりは、地域のごみとして出すのではなく、直接、民間の不用品回収業者に依頼することで、家の中まで取りに来てくれ、別々に捨てる必要もなく楽譜もセットで回収してもらうことができます。
事業で使っていた場合は
大阪市で家庭で使っていた場合には粗大ごみや古紙として地域のごみ収集の利用ができますが、音楽教室や学校、結婚式場やホテルなどで使用していた場合にはいずれも事業系ゴミとなります。
地域のごみとしては出せないので、必ず、一般廃棄物処理業などの許可を持つ信頼できる業者に依頼しましょう。
不法投棄などがなされると不法な処分をした業者だけでなく、事業者も行政指導を受けたり罰せられることがあります。
そのため、適正に処分したことを示すマニフェストを発行してくれる信頼の業者を探して依頼するのがおすすめです。
買取してもらえることも
まだまだ十分に弾けるものや購入してからあまり年数が経っていないもの、見た目も汚れやキズが目立たず、よい状態のものであれば、有料処分ではなく買取をしてもらえる可能性もあります。
大量にある譜面もエレクトーンとセットまたは古本として買取をしてもらえたり、量によってはサービスで無料で引き取りしてくれるような業者もあるので、楽器の引き取りや買取を依頼する場合には同時に相談してみましょう。
楽譜も一緒にセットで処分できて便利
エレクトーンに残念ながら値段がつかず、買取ができない場合には有料による回収となります。
一般的には地域の粗大ごみよりは料金が高くなりますが、自宅の中まで取りに来てご家族の手間や労力をかけることなくスムーズに搬出してくれます。
大量にあって重くて持ち出せない楽譜も、いちいち紐で綴じなくても、どんどん運んでくれますし、段ボールに無造作に入れてあるものも段ボールごと運び出して処分してくれます。
地域のごみとして出すのと異なり、別々の日に収集の準備をする必要もなく、朝の9時までに出す必要もありません。
基本的に土日祝日や平日の夜間などご自身の都合のよい時間帯に訪問してもらえるので、いつでも気軽に依頼ができます。