2017年01月19日更新
- トースター(3)
大阪市のゴミ出しルールを例にしたトースターやオーブンの不用品処分方法
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トースターの寿命と替え時
トースターは、熱源から出る遠赤外線で直接食材に熱を当てて調理する調理器具で、主にパンを焼くためのものです。 日本ではオーブンやレンジのような形のものが主流です。 海外にはポップアップ型という、箱型の機器の上部にある溝に食パンを入れて焼けるとパンがポップアップ(飛び出す)する形のものもあります。 出力が強くパンに短時間で表面に焦げ目をつけることができます。 餅やピザの調理に使うこともできます。 大きさは食パン2枚がちょうど収まるくらいのものが多いです。 トースターは安価で手に入れやすい3000円程度のものが一般的です。 この価格帯の製品ならば温度の調整は「強」「中」「弱」などの大まかな3段階程度が可能です。 2~3万円で販売されている、より高性能で温度管理やスチーム調理ができるトースターもあります。 トースターの寿命はおよそ3年と言われています。 使用頻度が少なかったり、丁寧に庫内を掃除しながら使っていたりすれば、もちろんそれ以上使用できることもあります。 熱源の出力が落ちてきてパンがうまく焼けなくなってきたときなど、故障の時に買い替える人が多いようです。
オーブンの寿命と替え時
オーブンは、ピザを焼く窯のように中の空気や壁を熱して、直接火で焼くのではなく遠赤外線の力で食材を加熱したり焼いたりする調理器具です。 パンやケーキを焼いたり、ローストチキンを作ったりするときにも使います。 「180度で25分焼く」など細かい温度管理ができます。 素材の中までじっくり火を通します。 オーブン機能だけの製品は少なく、レンジとしても使えるオーブンレンジが一般によく使用されています。 性能により様々ですが、人気のある製品の価格帯は、3~10万円となっています。 寿命は早くて3~4年ですが、実体験として10年以上使っているという声もよく聞かれます。 替え時は、トースターと同じくレンジの温め機能が弱くなり、オーブンの庫内の温度が上がるのに時間がかかるようになるなど故障を感じ始めたら、ということになります。 しかし、10年も使っていると、市場には多機能で省エネな新製品がたくさん出てきますので、そちらに惹かれるようであれば買い替えて、古いほうは不用品処分するという人が多いようです。
家電は捨てるのに特別な法律がある?
家電リサイクル法をご存知でしょうか。 不用品として処分される家電製品から、一部の材料をリサイクルし、廃棄物を減らすための法律です。 具体的には、特定の家電を不用品処分する際には、リサイクル料と収集運搬料を支払って、購入したお店か買い替える製品を購入するお店に引き取ってもらわなければならない、というものです。 トースターやオーブンは家電ですが、この法律の対象となりません。 対象となるのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機です。
普通のゴミとして捨てられるのか
ではトースターやオーブンを不用品処分する方法について説明します。 ゴミとして処分するには、お住まいである自治体のゴミ出しのルールを守りましょう。 たとえば大阪市ならば、トースターやオーブンは「普通ごみ」に出せるのでしょうか。 答えは、△です。 大阪市の普通ごみは、「最大の辺が30cm以内」のものと決まっています。 オーブンやトースターの最大の辺は、正面から見たときの幅になります。 ここが30cm以内ならば普通ごみ、30cmよりも大きいならば粗大ごみになるのです。 トースターは小型のものなら既定のサイズに収まるかもしれません。 オーブンは多くの製品が30cmを超えるでしょう。
粗大ごみの出し方
市町村によってルールは異なりますが、回収を依頼してから必要な代金を前納し、定められた収集日に住居前に出しておく、といった方法が自治体では主体です。 大阪市を例に詳しくご説明します。 まず、電話で粗大ごみ収集受付センターに申込をします。 住所氏名や何を収集するのかを聞かれ、収集日時と場所、手数料を教えてもらえます。 収集日が来たら、手数料券を貼り付けて指定の場所に出します。 手数料はごみの種類によって異なり、200~1,000円程度の幅があります。 手数料券はコンビニやスーパー、郵便局や市の行政の担当部署で購入することができます。 シールになっているので、料金を払った証拠として収集してもらう粗大ごみに貼り付けます。 もしも重くて自宅前まで出すことが難しい場合には、ゴミの持ち出しを依頼できるサービスもあります。 処理施設に自分でもちこむこともでき、その場合は数キロごとに数円の費用で不用品処分してもらえます。